2009-01-01から1年間の記事一覧

カオスな異人種交流が生み出す新市場

CAD

とある夜の異人種交流会 これはもう、異業種交流会を超えて、異人種交流会だったのですよ! 先日一般社団法人3Dデータを活用する会・3D-GAN トップの忘年会に出席してきた。会場がアキハバラ、というのが大きなポイント。アキハバラならではの特異な人たち…

マイナスイオンとプラズマクラスターとスパコン

裾野に広がりのない山が高くなることはないと思うんだよね。日本って、科学という山の裾野の広がりはどーなんでしょ。その裾野を見てみるとねー。 日本を代表するようなメーカーが「マイナスイオン」とか 日本を代表するようなメーカーが「プラズマクラスタ…

C言語デバッグ小噺

先日C/C++のことを書いたせいか、ふと昔聞いたC言語プログラムのデバッグ小噺を思い出した。これは僕の体験談じゃなくてひとから聞いた話ね。もう記憶があやふやなので細かいところは間違っているかもしれない。これはUNIX系OSで動いていたとある巨大なプロ…

C/C++ から main 関数が消える日

Windows上でデスクトップアプリを開発している身としては、そのうちC/C++でmain関数を書く人って一人もいなくなるんじゃね、と思っている。もちろん簡単なテストコードのためにはmain関数が書けるほうが便利だから全く無くなるわけじゃないんだけど、C/C++で…

もうメカCADは主役じゃない

CAD

CAD は Computer-aided Design の略であって、コンピュータ支援設計なんて訳されるけど、つまりは "design" という行為を支援するソフトウェア全般を指す。僕は最初に見たCADが機械系3次元CADだったせいか、CADと聞けば反射的に3DのメカCADを思い浮かべてし…

「お客様は神様」とか、秦の宦官・趙高とか

宗教における権力の源泉としては、次のパターンが一つの典型例だと思う。 素晴らしい神がいる その神の言葉を伝えられるのは私(教祖)だけ だから私の言葉は神の言葉だと思って聞け 先日、司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を読んだ。その冒頭で秦の宦官・趙高の…

禅と言葉と集合濃度

「不立文字(ふりゅうもんじ)」 − 禅は言葉を用いない。禅は、むしろ言葉の呪縛から解き放たれんとする活動らしい。文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)作者: 京極夏彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/09/06メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 84回この商品…

オトナはダークサイド

後輩たちと飲んできた。酒が増幅させた今の気持ちを、酔いに任せて書く。これは職場の「コドモ」たちへ向けた応援歌のつもりだ。 僕はオトナから常に言われてきた。「もっとオトナになれ」と。逆にオトナたちに言い返したい。「もっとコドモになれ」と。オト…

3次元モデリング技術の出口

CAD

先日、ボトムズのプラモデルの設計データを3次元CADでモデリングした方と話す機会があった。そのプラモデルの実物もあり、それを動かしながら色々と説明してくれた。僕はボトムズのことはよく知らないのだけれど、そのプラモデルは関節の動作自由度がかなり…

イノベーションの伝播に関する仮説と考察

イノベーションとは次の2段階を踏む、という仮説を立ててみた。 新技術の開発: 後工程から始まって、前工程に伝播する。 市場への浸透: 前工程から始まって、後工程に伝播する。 次の2つを事例として検証してみる。 3次元CAD/CAM(製造業) オブジェクト指…

3次元CADはWindows7でマルチタッチの夢を見るか

CAD

まずは衝撃的な動画の紹介から。うーん、このインターフェイスはすごい。・・・ただ、はっきりいって、動画でデザインしているロボットみたいなヤツのセンスは超ダサイと思うけどね。なんだろね、あのキモいデザインは。ちなみにこの動画、こちらの記事から…

六本木ミッドタウン「骨」展が面白い

ちょっと気になっていた「骨」展、なんとなく暇つぶしの感覚でぷらっと行ったのだけれど、これが予想以上に面白かった。 洗練された構造を持つ生物の骨をふまえながら、工業製品の機能とかたちとの関係に改めて目を向けます。 http://www.2121designsight.jp…

「社畜」という言葉が嫌い

ざらつくような、いやな響きを持った言葉だと思う。この手の言葉は、独り歩きする。思考停止の道具になる。「あの人は社畜だから」その一言で済ませて、特定の人を馬鹿にするようになる。レッテルを貼って、思考停止に陥る。 理解はできる。たぶんこの言葉を…

「ダブルの変数を宣言して」

ふと昔の笑い話を思い出した。同僚が、とある新人の指導に当たっていたときのことである。その新人はプログラミング経験がなく、ゼロからの教育であった。彼は新人のディスプレーを後ろから覗き込みながら指示を出した。「じゃあ、そこにダブルの変数を宣言…

富豪的CAD/CAM

CAD

先週金曜日、DMS(設計製造ソリューション展)に行ってきた。これはちょっと前から感じていることだけど、いわゆるCADって、もう展示が少ないね。SolidWorksがスペースを大きくとっていたな、という程度。数年前まではもっとCADの展示が華やかだったのにね。…

言葉とプログラマ

僕が「オブジェクト指向」という言葉と出会って、もう十年くらい経つ。以来ずっと、「オブジェクト指向」という言葉と格闘してきた。 ある日、情報隠蔽の意味を理解した。「これでオブジェクト指向が分かった!」と思った。 しかし翌日には、それは幻である…

誰かガンダムランドでも作らないかな

ディズニーランドってもう完全に市民権を得ているけどさ、冷静に考えると相当にぶっ飛んだ空間だよね、アレ。 やっぱり、誰かが最初に叫んだわけでしょ。「そうだ、ディズニーランド作ろう!」って。 そのときの周りの反応ってどうだったんだろ?たぶん笑わ…

インターネットの壁

安部公房「壁」のはじまりは衝撃的だった。壁 (新潮文庫)作者: 安部公房出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1969/05/20メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 136回この商品を含むブログ (164件) を見るある朝、主人公は自分の名前がなくなっていることに気づく。…

C# + OpenGL のCADフレームワーク「ヒスイ」1.10 をリリースしました

ヒスイ1.10をリリースしたのでご報告。下記URLよりダウンロードできます。 http://www.quatouch.com/products/hisui.html忙しいことを言い訳に、前回のリリースから半年以上も空いてしまった。ごめんなさい。 ヒスイとは フリーです。(ソースコードは非公開…

技術の生態系

技術は進化する。ここで、進化とは必ずしも進歩を意味しない。 進化は進歩ではない 進化(英:evolution)とは狭義には「時間の経過に伴う生物集団中における遺伝子頻度の変化」であって、進歩(英:progress)という概念とはまったく別のものである。地中で…

"Let It Be" の替え歌 "Write in C" はもっと評価されるべき

知人の紹介で知った替え歌。すごい気に入ってしまった。delicious では結構ブックマークされているのに、はてブではあまりブクマされてないね。日本ではあまり知られてないのかな。 When I find my code in tons of trouble, Friends and colleagues come to…

インハウスCADは失敗ではない

CAD

先日書いたとおり、日本のインハウスCADは海外製品に押されて存在感を失いつつある。しかしそれでも、インハウスCADは失敗だったとは思わないんだよね。それがここで書きたいこと。 本題に入る前に。先日のエントリには思わぬアクセスがあってびっくりした。…

消滅つつある日本のCAD開発史

CAD

「ググッて見つからないものは存在しないと同じ」そんな言葉が脳裏に浮かぶ。かつて日本の自動車メーカーは、各社が独自のCADを内製していた。ふとしたきっかけで、これらインハウスCADの歴史を調べようとしたのだけれど、これがさっぱり見つからないのだ。…

僕がJavaを選ばなかった理由

先日、大学時代の後輩と久しぶりに会った。彼はSeasarのコミッタにもなっているとても優秀なJavaプログラマだ。その彼が、ビールを片手にこう尋ねた。「どうしてC#にしたんですか?Javaを選ばなかった理由って何かあるんですか?」僕は答えた。「Javaにはstr…

「お主、できるな」

日経ビジネスに載っていた上野千鶴子氏の言葉。 よくこんな例え話をします。お互いにつばぜり合いをやって、自分と互角ぐらいの力量の持ち主にさっとにじり寄られて耳元で一言、「お主、できるな」。これが恐らく男たちにとっては最高の瞬間です。これが効く…

なんだこのロボットwww

こういう「なんの役に立つんだwww」的なヤツは結構好き。 Learn to build your own six legged robot with an attached CNC router for a head. The demonstration video is fantastic, showing the robots mobility while it carves an intricate 3d hum…

リファクタリング力を分解する

先日のエントリ「リファクタリングとヒステリシス - カタチづくり」で色んなフィードバックを頂いたので、もうちょっと考えてみた。 先日のエントリと同様、次の2つのパターン (1) と (2) を考えることにしよう。 (1) 最初から 機能A と 機能B を把握してい…

リファクタリングとヒステリシス

リファクタリングとはソースコードのエントロピーを小さく抑えることであり、これを言い換えれば「設計のヒステリシスを小さく抑えること」なんじゃないかと思う。例として、機能A と 機能B の2つの機能を備えたソフトウェアの開発を考えてみる。最初から 機…

「技術はビジネス/文化ほど重要ではない」か?

ヨードン博士の「ソフトウェア工学で最も大切な10の考え方」という資料を、平鍋さんが翻訳されていた。ヨードン博士が「書いたよ」ってtwitterでつぶやいて、平鍋さんが「翻訳したいな」って呟いて、5分で「いいよ」って返事をもらったとか。すごいなー。平…

lengthはレンクス

まー、英語の発音をカタカナで書いたってしょーがないのではありますが。小生、length はずっと「レングス」と思ってたわけですが、どっちかいうと「レンクス」のほうが正解に近いみたい。知らなかったー。おいおい、g って書いてあんのに、なんで k の発音…