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任天堂はなぜ強い

「ゲームってすげーな」 つくづく思うことがある。 ゲームの操作って、結構複雑だと思う。だけど、誰も説明書なんて見やしないし、説明書を見なくてもなんとなく操作が分かってしまう。それって、かなりスゴイことだと思うのだ。 下記は日経ビジネスのインタ…

最初はコミュニケーション「能力」なんてイラネ

こういう方々が口にされるコミュニケーション「能力」って、何だッ? IT業界はどのような学生を求めているのか。重鎮たちは「コミュニケーション能力に長けている人」(浜口氏)、「チャレンジングで好奇心旺盛な人」(岡本氏)の2点を挙げた。 IT業界不人気…

もう大手SIerって、TV局とか商社みたいかも・・・?

なんかさっき、思わずアツく書いたけど、風呂入っている間に空しいことに気付いた。つまり、こんな例え話を思いついちゃったのだ。 最近の新卒採用で人気が低迷する国内アニメ業界。不人気の理由は何なのか、人気回復はできるのか。XX月XX日のイベント「XXX…

欧米人はモデルを作り、日本人はものを作る

アジャイル開発はウォーターフォール開発へのアンチテーゼとして語られることが多い。これはつまり、欧米人の「モデルから作る」方法に対するアンチテーゼなのではないか。欧米人から欧米人に向けた「モデルから作るな、ものから作れ」というメッセージなの…

開発チームの人数は飛行機の重量のようなものだ

プログラマが不足している、っていう話をちょくちょく耳にする。ホントかな? 人材の供給が需要に追いつかないなら、待遇はあがるのが市場原理だ。だけどプログラマの待遇が上がったという話は聞かない。ということは、むしろプログラマは余っているんじゃな…

受託開発再考

僕はCAD関係の開発者なので、製造業がお客さんだ。だから製造業には興味・関心がある。それで次の本を買った。日本のもの造り哲学作者: 藤本隆宏出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2004/06/01メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 89回この商品を含む…

川はどっちに流れている?

僕は福耳コラムが大好きでよく読んでいる。このエントリも面白いので興味のある人は全文をどうぞ。 製造業企業の方、それも理系の男性技術者の人って、これは企業規模とあまり関係なく、一般的傾向として「デスバレーを川上から技術で越えようと」されますで…

方法論より「夢見るチカラ」!

アジャイルだけじゃダメなんです。 なぜ残業をなくせるかというと、それは(当たり前のことなんですが)開発のビジネスオーナーが自社だからです。受託型の開発だと、それはなかなか難しいのだと思います。 残業のない開発現場、ビジネスとITのリスク共有:A…

良い自動化と悪い自動化

ソフトウェアに限らず道具というものは、人をエンパワーするものであるべきだ、と思う。しかし、システムによる安易な業務の自動化は、逆に人の能力を削いでしまう危険性があるのではないだろうか。業務を効率化する受託開発案件においては、改善される業務…

DAGとかノイマン型の呪縛とか「時間はどこで生まれるのか」とか

時間はどこで生まれるのか (集英社新書)作者: 橋元淳一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/12/14メディア: 新書購入: 5人 クリック: 222回この商品を含むブログ (102件) を見るクダクダと妄想じみたことを書いてみる。ほんと、くだくだ。「時間って何だ…

「シンプルに考える」ことはエントロピーを下げることだ

こう言う人がいる。 「シンプルに考えればいいんだよ。複雑に考えるから難しくなっちゃうんだよ。」 だから僕は、自分にこう言い聞かせてきた。 「難しく考えるな。シンプルに考えるんだ。単純にだ。・・・」 しかーし。なかなかシンプルには考えられない。…

ソフトウェアにおけるオブジェクトとは、食事における御飯のようなものだ?

「みなさん、オブジェクト指向熱が冷めてませんか?」 「うーん。オブジェクト指向って御飯みたいなもので、確かにないと困るんだけど、あるのが当たり前で特に熱狂する対象じゃないんです」 デブサミ:オブジェクト倶楽部流オブジェクト指向入門より 聞いて…

新技術はリスクが高いか

新技術はリスクが高いので、リスクヘッジとして技術が枯れるまでは実プロジェクトでは使うべきでない。 という話が、デブサミの「対談:ITアーキテクト大解剖」というセッションであったそうだ。デブサミの後、知人(id:y-komori)及びその会社の方々と飲ん…

冷たい客観 と主観たち

久しぶりの更新。 腎盂腎炎という病気になってしまい、急遽病院に入院(2泊)していた。最初はめちゃくちゃ痛かったが、しばらくすると抗生剤が効いて痛みが嘘のように引いた。今日退院し、あとは抗生剤の錠剤を暫く服用すれば完治するようだ。あー良かった…

「見える化」と Visualization

「見える化」とはトヨタ生産方式の言葉で、ソフトウェア開発の世界でも注目されている。一方、物理シミュレーションなどをCGで可視化する「Visualization」という分野がある。どちらも「見えないものを見えるようにする」点では同じなのだが、適用分野も文脈…

本当のモチベーション

羽生さんの日記は、ちょっと過激だけど、鋭いと思う。 http://d.hatena.ne.jp/habuakihiro/20060701#1151762627 イベントに参加したくらいで、他人に褒められたくらいで、増減するようなモティベーションなんて、それはモドキでしかないのよ。 羽生さんは、…

流行の技術に、乗りますか

いわゆる「最新の技術」は目指さない この業界、次々と新しい技術が登場する。トレンドのようなものも登場しては消えていく。そういったものを一生懸命キャッチアップし、やっと身についた頃に別の技術トレンドが台頭してくる。そんなことが繰り返されている…

理系の電卓 By 株式会社カタッチ

株式会社カタッチ設立 突然だけど、関数電卓を作ってみた。 「理系の電卓」という触れ込み。「逆ポーランド記法」と書けば分かる人には分かってしまう。というか、分かる人には「何を今さら・・・」と思われちゃうかも。逆ポーランド記法なんて基本中の基本…

コンセプト・アウト/デマンド・インは「市場開発」だ!(^o^)

市場は開発するものだ 要求開発アライアンスのhttp://www.openthology.org/manifesto.htmにこう書かれている。 情報システムに対する要求は、あらかじめ存在しているものではなく、ビジネス価値にもとづいて「開発」されるべきものである。 これと同様のこと…

ギリシャ神話とソフトウェア設計(^o^)

ギリシャ神話には主人公がいない と気づいた.ギリシャ神話の中に「私は」「僕は」という表現は出てこないよね.特に主人公もなく,割と淡白に神々の間の出来事が綴られている感じだ.ソフトウェアの設計もかくあるべきだ!・・・まぁ,ちょっとコジツケなん…

要求開発はSIerを幸せにするか

要求開発サミット2006に参加してきた 要求開発サミット2006に参加してきた.参加の直前に慌てて書籍「要求開発」を購入し,斜め読みで予備知識も詰め込んだ.これらを通じて大いに刺激を受け,色々なことを考えたり感じたりした.その一つをここに書いてみる…