任天堂はなぜ強い

「ゲームってすげーな」
つくづく思うことがある。
ゲームの操作って、結構複雑だと思う。だけど、誰も説明書なんて見やしないし、説明書を見なくてもなんとなく操作が分かってしまう。それって、かなりスゴイことだと思うのだ。


下記は日経ビジネスのインタビュー記事における任天堂の岩田社長の言。

僕らは基本的に役に立たないものを作ってきた。役に立たないものに対して、人は我慢をしません。説明書は読まない。分からなければ、全部作り手のせい。その厳しさに鍛えられてきたのです。
だから、他業種のソフトを作っている人と、ゲームソフトを作っている人の間には、地力の差がすごくある。

ドキリ、とするものがあった。
僕は基本的に、「役に立つもの」を目指してソフトを作ってきた。その「役に立つ」ということに、甘えてきた部分があったかもしれない。いや、間違いなく甘えている。
「このソフトは役に立つんだ。ちょっとくらい我慢して操作覚えろよ。多少使いにくくたって我慢しろよ。」
無意識のうちに、そう思っている部分がある。自分を振り返ってみて、そう思う。


もちろん業務用のソフトとゲームは色んな事情も違うのだけれど、見習うべき姿勢だと感心した。