顔をスキャンしてもらった!

どど〜ん!


こちらのスタジオでスキャンして頂きました!
http://www.ga-cg.com/studio/
ダメモトで「見学に伺ってもよいですか」と聞いてみたのですが、不躾なお願いを快く受けて下さいました。まさか実際にスキャンしてくれるとは思っていなかったのですが、「どうぞどうぞ〜」と快くスキャンまでしてくれました。ありがとうございました!

いやー、このスタジオは凄いですね。
全身をスキャン出来る大型の機械と顔をスキャンするための小型の機械の2つが置いてありました。全身をスキャンするなんて、ピクリともズレ無いようにポーズを決めて待つのはさぞかし大変だろうと思ったのですが、計測時間はわずか十数秒。これなら姿勢を維持していられますね。

影になって撮影出来ない部分がかなり出るのではないかとも思っていましたが、データの穴が開く部分は意外に少なく驚きました。股の部分や脇の部分などごく一部だけでした。あ、ただ、上の画像でも髪の毛は撮れていないのですが、黒くてツヤのある素材は撮影できないそうです。

この計測器は、なんと日本には3台しかないとのこと。しかも他の2台は大学だそうなので、民間企業で持っているのはゼネラルアサヒさんのみだそうです。そういうわけで、国内でCGが必要となる映画作品やゲーム作品は結構こちらのスタジオを利用されているようでした。少し伺っただけでも、ヤッターマンゼブラーマン龍が如く、などなど聞いたことがあるタイトルがたくさんありました。スタッフの方もいろんな芸能人の方にお会いできるので役得ですね、などと話していました。華やかそうでちょっと羨ましい・・・。

話してくれるちょっとした裏話もいちいち面白いのです。例えば、先ほど髪の毛はうまくスキャン出来ないと書いたのですが、「龍が如く」の撮影でキャバ嬢の方をスキャンしたときはまつ毛のエクステが撮影出来ず目の周りの形状がごっそり落ちしたと言ってました。

以上のようにとても素晴らしいスタジオなのですが、計測器の稼働率を上げるために映画/ゲーム以外の応用方法がないか探しているようです。何か良いアイデアが出せれば良かったのですが、ビジネスに繋げられそうな良い提案は残念ながらできませんでした。せっかくお招きいただいたのに申し訳なかったですが、今後とも宜しくお願いします > Iさん。

以上、今回はですます調でお送りしました。


P.S.
それにしても、自分の顔を3Dで見るのは実に妙な気分。いろんな角度から自分の顔を眺めて「うあ、自分の顔ってこんな形してるんだ・・・ブサイクだな・・・orz」という気分に浸りました・・・。モデリングソフトで変形してイケメンに変えてみようかな。いや、そんなことしたらますます凹みそうだ。