3次元プリンタは、きっとコモディティ化する!

ITmediaの3次元プリンタの記事が200近くブクマされているという事実。

石膏の粉にインクと接着剤を吹き付けると、立体模型が完成――カラーデザインの展示会で、世界初というカラー3Dプリンタが紹介されている。

世界初の「フルカラー3Dプリンタ」で何を作る? - ITmedia NEWS

これはもう、確信に近い。3次元プリンタは間違いなく、コモディティ化に向かうだろう。もちろんコンシューマ市場というわけには行かないだろうが、市場は製造業だけに留まるとは思えないのだ。

これまではCADで立体をデザインしても、その立体を「実体化」できるのは製造業だけの特権だった。しかし今後は、この手の3次元プリンタを利用してもっと「実体化」する人が増えるだろう。もっともっと、3次元技術の裾野は広がっていくだろう。

僕はもう、製造業だけを視野に入れているわけにはいかない。

この記事の問題はココだ。

昨年4月に発売し、70台を販売した。携帯電話や車をデザインする際の試作品を作ったり、骨や臓器、歯の模型を作って、手術前にシミュレーションするのに使われている。

世界初の「フルカラー3Dプリンタ」で何を作る? - ITmedia NEWS

なんか、小難しい用途ばっかり。もちろん大切な用途だけれど、専門家以外には手が届かない世界。これが現状。

でも、ブクマのコメントを見ると雰囲気がまるで違うのだ。ドラえもんの立体コピーだとか、フィギュアを作ってみたいとか、ディズニーだとか。

新しい市場を感じません?

もしこの市場が成長したら、裾野は圧倒的に広がるだろう。そのとき、3次元プリンタの価格はどの程度まで下がるだろうか。廉価版が10万を切るくらいまで下がって欲しいな。そうしたら、3次元技術を取り巻く環境はガラリと変わる。そのときに求められるCADとは何だろうか。それはきっと、今製造業で使われているCADとは似ても似つかないものだろう。

僕は、そんな未来を夢見て、ヒスイをフリーで公開している。ヒスイはまだまだちっぽけだけれど、未来のCADの夢を託しているつもり。

さあ、ワクワクをカタチにしよう。