C# + OpenGL のCADフレームワーク「ヒスイ」1.9 をリリースしました
ヒスイ1.9をリリースした。
http://www.quatouch.com/products/hisui.html
今回はあんまり大きな変更点はないなぁ。ちょこちょこと見つかったバグを修正したり、関数を追加したり。あと、GUI系をちょっと変更。
画面右下にプロパティウィンドウがあるんだけど、これを以前よりも分かりやすくユーザーフレンドリーにした。ここに自作のプロパティウィンドウをプラグインすることも可能。
以下、ちょっと謝罪モードです。
ヒスイはグラボによっては不安定なこともあるようで、ご迷惑をおかけしております。ATIのボードだと不安定なことが多いようで、NVIDIA系なら比較的安定してます。
場合によっては、Vertex Buffer の使用を止めれば安定することもあります。ビューのツールバーの右から2番目にある歯車アイコンのボタンをクリックすると、下記の設定画面が表示されます。
左段の設定項目に UseVertexBuffer という項目があるのですが、これがデフォルトでは True になっていますので、これを False にすれば安定するかもしれません。・・・とはいえ、この設定内容は現在保存されるように作ってないので、起動のたびに設定しなおさなくてはならないというトホホな状況であります。
あくまでフレームワークとして開発していたのでGUIはおまけ、と思ってたわけですが、そろそろそんな言い訳も聞かない頃かもしれませんね・・・。
閑話休題。
このブログでは何回か書いていると思うけど、僕は3次元技術は今後コモディティ化が進むと思っていて、その波に積極的に乗りたいとも思っている。むしろ、積極的にコモディティ化を推進する側に回りたい。
だから、僕はヒスイを無償公開している。無償公開することで、3次元技術の裾野を広がって、市場が拡大することを願っている。
先日、ヒスイを無償公開している理由を人に話す機会があって、改めてその想いを確認したところ。
・・・だったらオープンソースにするべきだ、という声が聞こえてきそうで、ちょっと怖い。オープンソース化についてはちょっと検討してみたいと思っていたりいなかったり、ごにょごよ、とお茶を濁して。
何よりまず、ボードによって動作が不安定なのは不味いな、とは認識している。精進精進。