僕が英語のリスニングに集中できない理由

面白い仮説を思いついたので脊髄エントリ。

・・・同世代の友人の家に遊びに行ったりすると、「誰も見ていないテレビ」がつけっぱなしになっていて、そこから音楽ではなく「会話を含む音声」が常に流れだしていて、それが気にならなくなっている。僕は気になってしようがないのですが。
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そういう家庭で育つ子供は、つまり、「家の中に自分や家族に対して発されたのではない人、第三者の声」をのべつ耳にしているわけでしょう。それをいちいち、自分に関係がある声ではないか?と気にしていては、疲れてしようがない。だからそれを自然と聞き流すように適応したのではないか。その代わり、「聞くときは聞く」技能の開発は滞る。その結果として、就学しても学習の初手の段階から、先生の言葉が「自分に対して向けられている」とは感覚的に思いにくい。

http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20080129/1201585198

ははーん、これが僕が英語に集中できない理由か。

いやね、最近ちょいと英語を始めてみようということで、毎日通勤電車の中でiPodで英語のニュースなどを聞いているわけですよ。ところがだ、こっちは勉強しようってんだから当然ながら聞く気満々でイヤホン付けてるっていうのに、ふと気づくと英語を聞かないでぼんやりと別のことを考えているわけ。ありゃりゃ、こりゃいかん、とばかりに慌てて英語に集中しなおすのだけれど、やっぱりすぐに英語から意識が外れてしまう。

ここ日本においては、英語が苦手な人が多いくせに、どういうわけか英語が生活に溢れている。ラジオのDJとかってどうして唐突に英語を喋ったりするのかしらん。まあ、なんとなくカッコイイ感じがするからかな。要するに殆どの日本人にとっては英語は言語じゃないんだよ。音を楽しむもの。ラップミュージックみたいなもん。

だから聞き流すことに慣れてるんだろうと思う。ハリウッド映画見てるときには、英語はなんとなく聞き流して字幕に集中して見てるもん。だからいざ英語を聞こうとしてもついつい意識が飛んでしまうのではないか。これは決して僕の集中力の問題だけではないに違いない!(力説

一方、面と向かって外人に話しかけられれば、さすがにそこから意識が外れることはない。・・・聞き取れるかどうかは別問題だが(笑。やっぱり自分に向かって話しかけられているということを必然的に強く意識するので、相手の英語に集中できるのだろう。・・・繰り返すが聞き取れるかどうかは(以下略

そんなわけで、英語に集中できない自分を省みると講義に集中できない学生さんの気持ちが分かるような気がするのであります。