海外はどうやってパッケージソフトを開発しているの?
何度見てもショックな数字だ。
例えば国際競争力がほとんどゼロであるという事実がある。JEITAの2000年の発表によると、ソフトウェアの輸出入の差は102倍。日本から海外への輸出が90億円なのに対して、輸入は9189億円と圧倒的な輸入超過だ(参考資料)。国際的に見ると日本のソフトウェアの存在感はないに等しい。
本当は楽しいIT業界――“重鎮”を超えて − @IT
個人的な野望としては、いつかは売れるパッケージソフトを作ってやろうとは思っているわけですが、では具体的にどうやるかと考え始めると、なかなかどうして難しい。
ここでは少し対象を絞って考えてみよう。
非常に一般的に使われる、マスをターゲットとするようなパッケージソフトは、対象から除外する。そうではなくて、ある特定の業界に限定した、一般人から見るとちょっと特殊なソフトを対象とするのだ。つまりワープロソフトやメーラーなどは除外して、例えば自動車業界向けのCADソフトだとか会計士をターゲットとした経理ソフトなんかを対象とするわけだ。
これは何を意味するか?
それは、作る人 ≠ 使う人 ってことだ。「作る人」はもちろんプログラマで、「使う人」は○×業界の人だ。ワープロやメーラーならプログラマ自身も使うのだけれど、例えばCADソフトとなるとプログラマ自身はそれを使わないのだ。そう、僕はCADを作っているけれど、CADを使ったことがない!
でだ、こういうのを作ろうとすると、はたと困る。
例え技術があっても、ユーザーの意見がないと何を作ればよいのか分からないのだ。
ってことは、
特殊なソフトは必ずユーザーに近いところで開発されているに違いない!
って思うわけだ。
でもさ、そうするとこれって、まるで受託開発じゃん?
やっぱり守秘義務契約とか、結ぶじゃん?
なかなか「パッケージにして売ってもいいよ」とは言ってくれないじゃん?
普通そうだよね?
これって日本だけ?海外もそう?
冒頭に挙げた「輸入は9189億円」という数字には、こういう特定業界に向けた特殊なソフトウェアも少なからず含まれているに違いない、って思うんだよね。そういうソフトは、ユーザーに近いところで開発をしながら、パッケージとして売ることを認めてもらっているんだと思うんだよね。これってどういう風にやっているんだろう?
僕にも参考になるようなやり方が何かあるのかな?
それとも、海外は日本よりもやりやすいとか、あるのかな?
誰か知っていたら教えて欲しいです。