はじめてのDirectX

今までずっとOpenGLを使ってきた.なので現在会社で開発中のフレームワークhttp://www.quatouch.com/lab/platform.html(あ,このページの内容は古いな.全然更新してない...))もOpenGLを使っている.当初VistaOpenGLに対応しないと聞いたときはさすがにもうダメかと思ったが,「やっぱりOpenGLもサポートします」宣言が出たらしいのでとりあえず安心している.(以前の日記参照 http://d.hatena.ne.jp/u_1roh/20060703

でもねぇ・・・,折角将来を睨んで開発言語に C# を選択したのに,折角 Managed DirectX というのもあるのに,わざわざ CsGL で OpenGL することにこだわるのは変だよなぁ,なんていう思いもある.フレームワークOpenGLDirectX 両方に対応できたら商品価値が上がるかもしれない,なんていうスケベ心もある.てなわけで,夏休みの課題として DirectX をちょっとかじってみようか,などと思ってみたわけだ.

ところがだ,日本語の書籍やサイトが少ないのだ.単に DirectX の本なら沢山あるんだけど,C# で Managed DirectX を日本語で解説,という書籍は皆無に等しい.色んなウェブサイトを転々としてみたが,なかなか1から勉強するのに適したまとまったサイトは見つからない.
散々迷った挙句,ついに買ってしまった.英語の本を・・・.

Managed DirectX 9 Kick Start: Graphics and Game Programming

Managed DirectX 9 Kick Start: Graphics and Game Programming

英語の本を買ったのは初めて.買う前は正直とても不安だった.英語には苦手意識があるので,「きっと読むのが億劫になってろくに読まないうちに本棚の奥に放り込むことになるんじゃないか」と思ったのだ.

しかーし.
驚くことに,案外スラスラと読めてしまう.やっぱり技術書の英語は簡単なのね.ロジカルに技術が説明してあるだけだから,感情を表現する単語は殆ど出てこない.そりゃそうだ.
しかも,英文が少々分かりにくかったところで,掲載されているソースコードを読めばすぐに理解できることも多い.C# だって「言語」だもんね.

それに,僕が作っているのはCADのフレームワークであって,CGのレンダリングソフトでもゲームでもない.だからテクスチャとかシェーダーとかはあまり関係ないのだ.そういう意味では,最初の5章くらいまで読めば事足りてしまう.

そんなわけで,フレームワークDirectX対応は「ひとつやってみようじゃないか」という気分になってきた.コツコツと進めてみることにしよう.